宋の時代。現在の河北省にある清河県で薬を商う大富豪の家に生まれた西門慶は、幼い頃から何不自由ない暮らしをしていた。
物心ついた頃には父親である西門達の秘密の部屋に忍び込み、沢山の色道指南書や春画、様々な動物の生殖器を漬けた酒の瓶を盗み見ては、性への淡い興味をそそられていた。
父親は、まともに働きもせず常に複数の愛人をはべらせており、閨房術、つまりは性技を極め、鍛え、研究することに余念がない男だった。
西門慶は、死期の迫った病気がちの母が最後の快感を求めて父親と交わる姿をのぞき見したことをきっかけに、本格的に性に目覚める。
そんな息子の精力を鍛えるために、父親は様々な訓練を強いるのだった。
立派な青年に成長した頃、屋敷に魅力的な家庭教師、紫煙がやってきた。
西門慶は紫煙への思いを募らせ、ついに自然な形で初体験を済ませる。
その後も、様々な性の手ほどきを受けながら毎日何度も愛し合っていたが、ある日、紫煙は置手紙を残して姿を消した。
手紙に綴られていたのは、彼女が西門慶の性の指南役として西門達に雇われた高級娼婦だったという真実。
傷つきながらも大きく成長した西門慶は、自分が全身全霊をかけて愛し、悦ばせたいと思う女性を探すための旅に出る。
旅の途中、疲労と悪天候で倒れたところを尼寺の若く美しい尼僧・明月に助けられ、手厚い看病を受けることに。
やがて体力を回復した西門慶は再び旅に出ようとするが、尼僧の身ながら彼を愛してしまった明月があとを追い、二人は結ばれる。処女だった明月は、西門慶の性技によって次第に淫乱な女へと変貌していった。
西門慶はそんな彼女を屋敷に連れ帰り、妻としたのだった。
息子が美しい嫁を娶ったことを見届け安心した西門達は、帰らぬ人となった。西門慶は莫大な遺産を相続して、さらに快楽の追及を続ける。
ある日、彼は娼館で下働きをする纏足の幼い少女・潘金蓮に魅かれ、彼女を身請けすると約束する。
だが、女盗賊の首領に化けた鳳翔山荘の雁夫人との性技対決に没頭するあまり、潘金蓮のことを忘れてしまう。
数日後、娼館に彼が身請けに行くと、潘金蓮はすでに他の男の物となっていた。
そして数年が経ったある日、西門慶は街で偶然、成熟した人妻となった潘金蓮と再会する。
彼女は醜い容姿の乱暴者、武大郎の妻となり、毎日奴隷のようにこき使われていた。
運命を感じた西門慶は湧き上がる欲情を抑えることができずに、武大郎の目を盗んで潘金蓮を寝取ると、彼女に夫を毒殺させて自らの妾にするのだった。
西門慶の家に入った潘金蓮は、次第に秘めた魔性を露わにしていく。
そして、西門慶の前に彼にとってのもう一人の運命の女、龐春梅が現れようとしていた…。